君のために僕ができること。

楓也が少し疲れたと戻ろうとすると、そこには澄海玲がいる。

「どうした?」

「ちょっと疲れただけ。」

「そうか。」

(会話が……ない。)

しばらく沈黙が流れた。

「あ、あのさ。」

先に口を開いたのは澄海玲。

「ん?どした?」

「もし、もしだよ。昔から好きな人が近くにいるのに、その人は自分に気づいてなかったらどうする?」

楓也は少し悩んで応える。

「俺だったら……たぶん。
自分の事思い出してほしいから、何でも手は尽くすよ。」