君のために僕ができること。

「う、ううん。何でもない……ごめんね。
い、行こっか。」

自分でもこんなことを、言ってしまうなんて思ってもなかった。

(さっきの……聞かれてなくてよかった。)

内心そう思いながら皆のところへと戻る。

「あ、澄海玲ちゃん帰ってきたー!
遅かったから心配したんだよ?なんかあったの??」

萌優が心配で走ってきてくれた。

「大丈夫だよ。心配かけてごめんね。
ボールが取りにくいところにあっただけだよ。」

「そっかー!よかった!」

すると、龍樹が駆けつける。

「桔梗ー!ほんっとにごめん!」

「全然大丈夫。気にしないで。」