龍樹が、がっかりしていると帝翔が肩をぽんとした。

「ドンマイ、俺も海がいい。」

そして、全員一致したのだ。

「どこの海行く?」

蒼麗が聞くが、この学校の近くには海はない。

「それなら、毎年行ってる所あるんだけど、結構綺麗だしそこ行く?」

楓也が女の子と行った海の事だ。

「じゃあ、そこにしよっか!」

「そうだね!そこにしよ!」

再び意見が合い決まったのだった。

「じゃあ、決まったし帰るか。」

帝翔が言うと、萌優が少し大きめの声で引き止める。