君のために僕ができること。

「私じゃなくても……もっと他に仲良くできる人いると思うから。
ごめんね。」

そしてまた、歩き出す。


萌優は澄海玲の手を掴み、再び引き止める。

「私……旅行で足を捻挫した時、桔梗さんが大丈夫?って、私が背負って行こうか?って言ってくれた時、
とっても嬉しかったの。
だから、優しい桔梗さんと仲良くなりたいの。」


「覚えてたんだ。私あの時、それしか喋ってなかったのに。
ありがとね。」

「夏休みも遊ぼ!」

「わかった。1回だけね。」