「そんな早くなんて……緊張しすぎて言えないよ。
それに両想いでもないのに。
すぐに振られちゃうよ。」

「振られたら振られたでいいの!
私が慰めて上げるから!
私もさ、好きな人いたでしょ?
でも、今の関係壊したくなくてずっと言えなくて……それで、言えずに終わっちゃったから。
だから、萌優には後悔して欲しくない。
今でも後悔してるんだから。」

蒼麗は困ったような笑顔で話す。

「そ、そうだったね。
後悔か。確かにしたくない。」

「でしょ?いつでも相談のるし。
だから、後悔だけはしないようにしなよ。
あ、そろそろ帰らないと。」

「うん。頑張るね。じゃあ帰ろっか。」

そうしてカフェを出て家へと帰った。