ゆいが単純でよかった、今ので朝のことは忘れたかのように元気になっていた。


放課後、みなみと一緒にバスケ部の練習が終わるまで図書室にいることになった。

「みなみーピアノ上手なんだね」


「聞こえちゃったかな?窓開けてたから」



「うーんと。まぁ」



「そっか。あの曲は、たかぁが好きな曲なの。あの曲を弾いていいると離れていても大丈夫だって安心するんだって」


「そっか。思いれが強い曲なんだね」


「うん。たかぁのお母さんが好きだった曲なんだー」


「そっか。。。ねぇそれ以外の曲も弾けるの?」


「うん。譜面があればさわりぐらいは弾けるかな」


「音楽室行かない?わたし、結構クラシックとか好きで」


「うん!いこー」