椎原くんの連絡先を知っているわけでもない。
だから確認するなら行くしかない。
彼はこんなわたしのためにって動いてくれているのに、たとえ自分が体調を崩したとしても待ってくれていたら……それは自分を許せない。
「行こ」
ここでぐずぐず悩んでるなら行ってしまおう。
いないならそれでいい。
そしたらすぐに帰って来よう。
わたしは階段を上って自分の部屋に行くと、制服に着替えた。
ちゃんとした約束をしたわけじゃないから期待はしないでおこう。
でも、もしも本当にそこに椎原くんがいたらまた話せたらいいな。
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