「お、やっとその気になってくれたか。

おい、修二。」

「ハイッ!」

修二という男はあたしの手足に結びついていた

ひもをほどいてあたしから離れた。

「じゃ、どーぞ?」

………仕方ない。正直、100人近くの男の前で

脱ぐなんて屈辱でしかない。

………でも、仁人を巻き込むことはできない。

あたしはそっと制服のボタンに手をかけた。

「早くしろよー。」

「脱ーげっ!脱ーげっ!」

ニヤニヤと男たちは奇声を上げ始める。

………気持ち悪すぎ。

ゆっくりと、1つずつボタンをとっていき、

ついに最後のボタンが外れた。