ヤンキー女子 × 草食男子

…確かに、今のあたしには勝ち目がない。

人数も向こうは100人近くの男がいるだろう。

しかもあたしは身動きがとれない。

ここで反抗したら、命の問題に

なるかもしれない。それでも…。

「分かってる。何でもするから、離れて。」

あたしは言い放った。

「ヘェ…」

そう言って東雲はあたしから離れた。

「…ほんとに、なんでもするんだ?」

「できる範囲でならね。そのかわり

近づかないで。それだけ。」

あたしが言うと、東雲は口角を上げる。

「なるほどねぇ…。じゃあ、脱げ。」

「………………は?」