仁人もすぐに目を覚ましてあたしを見る。

「!?!?あ、昨日、僕………」

仁人も昨晩の事を思い出したのか、

顔を真っ赤にする。

「す、すみません…!き、昨日…、

い、痛くないですか?」

あれ…、昨晩はいつもより肉食だったのに

戻ってる。ま、どっちの仁人も大好きだけど。

「ううん。全然。心配ありがと。」

あたしはふふっと微笑む。

「桜良さんのその笑顔、僕大好きです。」

そう言ってあたしの手をきゅっと握る。

「あたしも、仁人の笑顔大好き。」

そう言って、あたしたちは軽くキスをした。