あたしはお前が好き

「イッターー」



私が勢いよく頭を上げるとそこには由里子と2人の男がいた。



「おい!

いつまで寝てるんだ、起きろ!」



「うっさいな!

起きてるよ!」



私の頭を叩いたのはどうやらこいつらしい。



この男は白井 勇介(しらい ゆうすけ)。



勇介は家が隣で産まれた時からの付き合い。



つまり、幼なじみ。



誕生日は全く同じただ勇介は私より2時間早く産まれたらしい。



でも、そのくらいの違いでこいつはいつも威張ってくる。



「お前は本当に寝坊助だな。」



「はぁ!?

お前に言われたくないよ!」



「あぁ!?

何だよせっかく起こしてやったのに。」



私は頼んでないし。



そんな時こんな事をやっていてそれを止めてきた奴がいる。



「お前ら、やめろよ。」