あたしはお前が好き

      ー午前9:10ー



あぁー!

もう本当に遅刻!

 

私の学校はわりと家に近い所にある。



だからいつも余裕でいるから遅刻する。



キーンコーンカーンコーン。



もう1時間目の授業が始まった!



急いで教室に向かってバレないように後ろのドアからゆっくり入ると。



「青森、何をしている。

もうとっくに遅刻だ。」



そう言ったのは、歴史の緑川先生。



「罰として、お前は歴史の課題を出す。」



「ウソ!」



「嘘ではない、お前が遅刻するからいけないんだ。」



私は勉強じたいが嫌いだけど、歴史はもっと嫌い!



私はゆっくりと自分の席に着いた。



「茜、ついてないね。」