これでいい。

可哀想になったとか、そうじゃない。


俺にしとけとか言いたいわけでもない。

そんな勇気も自信もない。


それでも、守りたいと思った。



「お前が辛いなら、俺を頼ればいい」

「亮・・・」



そうして俺は―――



少し躊躇したけど――





チュ



こいつの唇にキスを落とした。





END