もう社会人になって3年。


あいつとは高校からの付き合い。


お互いに誰にも話せないような相談がある時は、夜中でも会った。

つっても、あいつからばっかだけど。





ピンポーン



昔のことをふと思い出しながら、あいつの家の前。


恐る恐るドアが開く。



「りょ・・・う・・・」

「は、もう泣いてるし」