「アミー、ちょっと屋上行ってくるね」
「おー、了解!」
そろそろ屋上に行こうかと思い、アミに声をかけた。スケッチブックと鉛筆を手に美術室を出る。
廊下に出た途端、美術室の熱気とは違う、ひんやりと冷たい空気が感じられた。
「はー…」
息を一つ吐き、廊下を歩き出す。
屋上に上がるため、二階の美術室から三階へと階段を上がった時、ふと、足を止めた。目の前にあるのは、笠井先輩がいつもいる空き教室。入り口と出口のドアはどちらも閉まっていた。
私は無意識のうちに空き教室の入り口のドアまで足を進めた。
この教室の中に、笠井先輩がいる。
“笠井先輩ってどんな人なんだろう。”
一目でもいいから先輩を見てみたかった。
そんな思いの一心で、
私は、空き教室のドアをゆっくりと開けた。
「おー、了解!」
そろそろ屋上に行こうかと思い、アミに声をかけた。スケッチブックと鉛筆を手に美術室を出る。
廊下に出た途端、美術室の熱気とは違う、ひんやりと冷たい空気が感じられた。
「はー…」
息を一つ吐き、廊下を歩き出す。
屋上に上がるため、二階の美術室から三階へと階段を上がった時、ふと、足を止めた。目の前にあるのは、笠井先輩がいつもいる空き教室。入り口と出口のドアはどちらも閉まっていた。
私は無意識のうちに空き教室の入り口のドアまで足を進めた。
この教室の中に、笠井先輩がいる。
“笠井先輩ってどんな人なんだろう。”
一目でもいいから先輩を見てみたかった。
そんな思いの一心で、
私は、空き教室のドアをゆっくりと開けた。
