キーンコーンカーンコーン......

朝のHRの始まりを知らせるチャイムが鳴ると

みんな一斉に各々の席へと急ぐ。

黒板の前にはすでに先生の姿がある。

窓際の一番後ろ。

ドラマなんかでいう主人公ポジションのこの席から

先生を見つめる私の視界の中で

たくさんの色がゆらゆら動く。