「岩橋先生を…?」



「そうだよ。あんたの好きな人、岩橋竜也」

好きな人を自分の手で殺めるなんて。



「これを持って行ってきな」


ナイフを無理矢理持たされる。



カナカナカナ…


ひぐらしのなき声が響く。



フラフラと屋上から出て行くと目の前には岩橋先生


私は構えたくもないナイフを構える


「佐倉…お前何やってんだ?」


岩橋先生は状況が理解できてないみたい。


「ウッウワァァァー!」


私は、涙を流しながら叫びナイフを振りかざす。


ナイフは先生の腹部に刺さっていた。


「佐倉…」


「アッハハハハハハハハハハハ!やった!できた!終わった!」


咲は狂ったように笑い出した