千颯とは校舎が違うから別れないといけない。


「じゃーね、またあとで!」


「おう、じゃーな」


すこし微笑んで私の方を見る


うん、相変わらずのお顔立ち


ぼーっとしていたら



「なあ夏葵!」

「え、ん?」

「今日もおれんちくるか?」

「どーだろーわかんないけど行くと思うよ!」

「お前が前食べたいって言ってたカニグラタン、作り方分かったから作ってやる」

「え!?食べたい!絶対行くね!」

「おう」

今度はクシャっと笑う


ほんとにかっこいい。

絶対千颯じゃなかったら好きになってるはあたし

なんつって。




カニグラタン楽しみだなー、今日も授業がんばりますか!!!






「おはよー」


「あ、おはよ夏葵!!」


「おはよ!みんな!恭介学校きてる?」


「きてるよー、どーかしたの?」


「いやちょっとね・・・」


「よう、夏葵」


後ろからあたしの頭に手をのせてくる


「よかったわくそ元気そうで」


「クソが余計」


「おうおう」


「なーにー?仲いいねぇー」


冷かしが入る
こーゆーのは慣れてるけど軽くあしらって終わりだ


「はいはい仲いいですよー」


「まじか!おおお」


「だ ま れ ♡」


笑顔でそーいってやると席についた


「ははっ、どんまいお前、全く男として見られてないな」


「うるせーよ・・・」

「何落ち込んでんだ!おらホームルーム!」





男子の声が少し聞こえてきた。

昨日千颯に言われたことと唯に言われたことですこし意識してしまう









普通にしよ、普通に