「…お前さ馬鹿なの?こんなずぶ濡れになるまで。風邪、ひくぞ」


なんで追いかけてくるの、もうあんたの顔なんて見たくなかったのに


「………関係ないです、あなたには。」


「関係なくないだろ。」


そういうこと言わないで欲しい。
あの頃の優しい君を思い出してしまうから



「関係ないから。…私のことなんてどうでもいいでしょ?お願いだから帰ってほうっておいてよ」



「帰らない。帰るならお前も一緒だ」


どうしてそんな真剣な目で見てくんの…

そんなにまっすぐに私を見ないでよ。
そんなに私と関わろうとしないでよ。