須賀の返答がなくて不安になって顔を上げた



チュッ


リップ音が誰もいない教室中にひびいた


「え、な、なに」


「キスした」

「いや、わかるけど。どういう意味?これ」

期待してもいいのだろうか、不安と緊張の入り交じった気持ちで聞いた



「…ただキスしたかっただけ。それ以外に理由いんの?」


「は?それってつまり私のことを「なんとも思ってないけど」