「おーーのーー!!」

男子の集団の視線は
一気に芽衣へと変わり
その中から
背の大きな男の子がこっちへ向かってきた。

「よー鈴木じゃーん♪
俺に会いたくなった?」

「バカ?…  」

二人の会話は続いた

彼は
小野俊也

芽衣とは小学校が同じで
昔から仲が良いらしい。
芽衣に言わせると秘密を握られてるだけだとか…

第一印象は…
変!!顔が濃い

だけど
何か私は彼に感じたんだ。
暖かい何かを…
今でもあの感情は覚えている

そして
これが彼との初めての出会い。