「初めまして!芽衣でーす☆
同じクラスだからよろしくー♪」

初対面でそれは…
あっ…でも挨拶

「よっ…よろしく。私、乃曖!!」

うわぁ…
何かトーン可笑しくない!?

「クスクスッ」

あーあー
しかも笑われてるし…
何てことぉー!!

「芽衣は…  」

芽衣は、今会ったばかりの私に自分のことを話し出した。

付き合いたての彼氏がいる事
家族の事
好きな歌手…

きりがない…



「新入生ならべー」

「乃曖行くよ!!」


そう、私たちはピカピカの一年生。

今、真新しい制服に身を包み
私たちの担任の先生と思われる人の後に続き
体育館へと向かっている。