その一瞬を逃さない!!


「るー起きて。」




つんつんとるーを起こす。




するとんー……と言ってきた。嫌がってるな、これは。





私はおもしろくなって、るーの鼻をつまんだ。




「んん…。」





まだ起きない。じゃあるーと寝よう。






布団をそっと開けて、るーの隣に忍びこんだ。




そしてるーのお腹をぎゅっと抱きしめる。




やっぱりるーが1番だよね。





「…ああ?誰だよ。……花陽か?」






擦れた声もかっこいい。何度でも聞いていたい。




「おはよ、るー。」





「……はよ。ってか寝てんな。起きるぞ。」




…起こしにきたのどっちかわかんなくなってるよね、これ。