竜宮城に帰りたい。




晴、ずっと会いたかったよ。


別れてから一ヶ月しか経ってないのに、

私の頭の中は晴たちのことでいっぱいだ。


私はいつからこんなに我慢が下手になったのかな。



どんなに仲が良かった友達が遠くに引っ越しても、

数日後にはきれいな思い出にして、他の友達と遊べた。


ゆかりがイタズラしてきていらっとしても、

お姉ちゃんだからしょうがないって思えた。



なのに…今回は、まるでダメ。





「晴…」



私がポツリと呟いたとき、

手が滑って箱の蓋が外れた。


その中から出た白い煙が私の目の前を包む。




そして、一気に暗転し、

ボーッとしてるうちにクラスメイトの手に引っ張られた。