「早月、昨日のテレビ早月の好きな俳優出てたよ!」
「ほんと!?録画できなかった…。」
「しょうがないな~。
今度うち見に来な!」
「本当!?ありがとう~。
澪も一緒に見よう!」
「うん!楽しみ。」
早月はどちらかというと、私よりもゆりと仲が良い。
だからってハブられたりしてる訳じゃないし、
二人ともすごく良い友人だ。
でも……
私は時々疎外感を感じることがある。
こんなのって傲慢?
誰かにとってのオンリーワンにならなきゃ満足できないなんて……
こんなことを思ってしまう自分がさらに嫌で、
笑顔の下に劣等感を隠して私は生活している。