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頭の中がこんな感情でいっぱいだよ。どうすればいいの？また入院しちゃうの？いやだよ、痴夜ちゃんが居なくなったら、八夜、八夜どうなっちゃうの！？壊れちゃうよ！ねぇ、痴夜ちゃん・・・戻ってきてよ・・・。
おじさん、絶対ハンマー振り落とすよ・・・もう八夜、何も失いたくないの・・・。痴夜ちゃんが全てなの・・・。でも、足がガクガクしてるの。怖いの。痴夜ちゃんが強いのは知ってる。握力高いもん。でも、そんなんじゃおじさんには勝てない・・・。

ー八夜、助けるの？ー
ー無理だよー
ー八夜は弱いんだからー
あぁ、あぁ、八夜は弱いの？頭が痛い、痛いよ。ズキズキする。でも、助けたいの！でも、でも、八夜弱いの！だから、見てることしか・・・出来な

思考が止まった。違う。そうではない。耳にひんやりとした感触が伝わった。冷たくて、かたい。思わずそちらに目を向けた。そこにいたのは、ニット帽を被ってサングラスを身につけ、漆黒の闇のように黒いコートを羽織った男性だった。怖かった。
だって、私の耳に当たっていたのはーーー
ー1つの拳銃だったからー