入学して、二ヶ月くらい経った頃。痴夜ちゃんに放課後近くのカフェに呼び出された。

ー何の話かな?ー
ー気になるね!ー

そう思いながらカフェに行った。店内はにぎやか。五月蝿いとかじゃなくて、ほわほわしてた。店員さんに
「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
とかにこにこしながら言ってた。
「妄海って子、来てましたか?」
「あぁ、来てますよ。2番テーブルにいらっしゃいます」
「ありがとーございます♪」
痴夜ちゃん来てたのか・・・
2番テーブルに行った。痴夜ちゃんが八夜に気付いたようで、手招きされて、近くに行って、痴夜ちゃんの目の前に座った。
「ねぇねぇ、何のお話?八夜結構楽しみにしてたんだ♪痴夜ちゃんが直接呼び出すなんて、珍しいからね♪」

「そう?学校でもよく話すでしょ。」
静かな声。低くて、そんなに高くもない。落ち着いてる。今なら、何もを話しても追い返されるだろう。

にしても良い店だ。不良が居ない。

ん?よく考えたら、普通の店に不良なんていないか。