「さて、どうしようか。監視カメラでもあるのかな?」
『あるぜ』
「どこ?」
私にしか聴こえない声
『椅子の下。あ、これ盗聴器だった☆』
「・・・。で、監視カメラは?」
『左の角。同色だからわかりずらい。』
「情報ありがとう。壊していいよね?」
『おう。』
「・・・。早く出なきゃ」
蹴って、殴って、壊す。
それと同時に痛みが伝わった。
ビリビリと。
ジンジンと
「あとは出口・・・」
『床。』
「え?」
思わずひょんな声を上げてしまった。小恥ずかしい
『今開く。仕掛け扉(?)ってやつだ』
「そうなの・・・?」
ガタタッ
ギギッギッ
部屋の真ん中の床が凹み、階段が出てきた。天井も凹み、扉が出てきた。
「進んでいいの?」
『おう』
階段を登る。登登。
扉を開け、外に出た。
『「!?」』
さすがにそいつも驚いていた。
そこには、今の私のような奴らが監禁されている様子がモニターに映されていた。一つだけ砂嵐のようになっている。
きっとそれが私の部屋だろう。
モニターの前にちょこんと置いてある椅子には、1人の成人男性、いや、結構年を行っているような男性が座っていた。
男性がこちらの存在に気付いたようで、立ち上がり、私にお辞儀をした。逆に怖い。にこやか過ぎるのだ。異常と言っていいほどに。
「・・・(どうすればいい?)」
『取り敢えずその場で待機。』
「・・・(わかった)」
「お嬢さんだけだよ。抜け出せたのは。」
ゆったりとしている声。相手を突き落とそうとしているみたい。
「・・・だからなに」
自分でも驚くほど冷めていた声
「だから、ここで消えたまえ」
驚いた。
男性が銃を取り出し、こちらに向けてきたのだ。
だが私が驚いたのはそこではない。
その男性、銃を片手に持っていても、顔はにこやか。
男性が放っている雰囲気も、まわりをあたたかさで包むような雰囲気。
余計に怖い。
逃げなくちゃ
『待て、動くな!』
「!!」
『近づけ。カフェと同様。』
「・・・承知」
ゆっくりと、ゆっくりと、ゆっくりと、ゆっくりと、ゆっくりと、ゆっくりと、ゆっくりと、近付いてゆく
相手もそれなりに動揺している様子。笑える。
そして蹴る
はずだった。
男性は私の足をつかみ、投げ倒した。
一瞬の出来事すぎてわからなかった。
でも、
次の瞬間、ありえないことが起きたのだ。
上からフード付きのがコートを羽織った人降ってきて
その男性を潰したのだ。
何も無いのに、
潰したのだ。
「だ、れ?」
『俺だよ』
「あ、入院中に【鍵】をこじ開けた」
『そーそー、それ!』
人は、フードを取った
顔が見えた。
前髪で右目を隠し、一部を紫に染めている。
「不良・・・」
『えっ、ひっどーい☆』
「幽霊と、悪魔だったんじゃ・・・」
『半分悪魔だから、姿が見せられんの☆わかるー?』
「それより、この場から逃げなきゃ・・・」
『あ、そかそか、じゃ、逃げるか』
私は、その場を去った。
いや、違う。
私〖達〗は、その場を去った。
『あるぜ』
「どこ?」
私にしか聴こえない声
『椅子の下。あ、これ盗聴器だった☆』
「・・・。で、監視カメラは?」
『左の角。同色だからわかりずらい。』
「情報ありがとう。壊していいよね?」
『おう。』
「・・・。早く出なきゃ」
蹴って、殴って、壊す。
それと同時に痛みが伝わった。
ビリビリと。
ジンジンと
「あとは出口・・・」
『床。』
「え?」
思わずひょんな声を上げてしまった。小恥ずかしい
『今開く。仕掛け扉(?)ってやつだ』
「そうなの・・・?」
ガタタッ
ギギッギッ
部屋の真ん中の床が凹み、階段が出てきた。天井も凹み、扉が出てきた。
「進んでいいの?」
『おう』
階段を登る。登登。
扉を開け、外に出た。
『「!?」』
さすがにそいつも驚いていた。
そこには、今の私のような奴らが監禁されている様子がモニターに映されていた。一つだけ砂嵐のようになっている。
きっとそれが私の部屋だろう。
モニターの前にちょこんと置いてある椅子には、1人の成人男性、いや、結構年を行っているような男性が座っていた。
男性がこちらの存在に気付いたようで、立ち上がり、私にお辞儀をした。逆に怖い。にこやか過ぎるのだ。異常と言っていいほどに。
「・・・(どうすればいい?)」
『取り敢えずその場で待機。』
「・・・(わかった)」
「お嬢さんだけだよ。抜け出せたのは。」
ゆったりとしている声。相手を突き落とそうとしているみたい。
「・・・だからなに」
自分でも驚くほど冷めていた声
「だから、ここで消えたまえ」
驚いた。
男性が銃を取り出し、こちらに向けてきたのだ。
だが私が驚いたのはそこではない。
その男性、銃を片手に持っていても、顔はにこやか。
男性が放っている雰囲気も、まわりをあたたかさで包むような雰囲気。
余計に怖い。
逃げなくちゃ
『待て、動くな!』
「!!」
『近づけ。カフェと同様。』
「・・・承知」
ゆっくりと、ゆっくりと、ゆっくりと、ゆっくりと、ゆっくりと、ゆっくりと、ゆっくりと、近付いてゆく
相手もそれなりに動揺している様子。笑える。
そして蹴る
はずだった。
男性は私の足をつかみ、投げ倒した。
一瞬の出来事すぎてわからなかった。
でも、
次の瞬間、ありえないことが起きたのだ。
上からフード付きのがコートを羽織った人降ってきて
その男性を潰したのだ。
何も無いのに、
潰したのだ。
「だ、れ?」
『俺だよ』
「あ、入院中に【鍵】をこじ開けた」
『そーそー、それ!』
人は、フードを取った
顔が見えた。
前髪で右目を隠し、一部を紫に染めている。
「不良・・・」
『えっ、ひっどーい☆』
「幽霊と、悪魔だったんじゃ・・・」
『半分悪魔だから、姿が見せられんの☆わかるー?』
「それより、この場から逃げなきゃ・・・」
『あ、そかそか、じゃ、逃げるか』
私は、その場を去った。
いや、違う。
私〖達〗は、その場を去った。


