「ただいまー!」

「愛奏、お帰り。学校どうだった。」


お母さんは少し悲しそうだった。


「愛奏、あのね愛奏病気でしょ? 

だから入院することになったの。少しでも長く生きるめ」


「そっか、だよね~希実にメールしとく。分かった。

 荷物準備しとくね。」


タッタッタッタッ  私は二階に駆け上がる



「これで、いいのよね。愛奏のためになったのよね。」