「はぁ!?どういうことだよ!?それは」

数日後―…

友人の佐木敦司に呼び出された彼・鳴滝快飛は、話を聞き終わると同時に、びっくりして、大声をあげた。

「オレはなぁ、久しぶりに小学校時代の友達同士で集まるっつーから来たんだぞ。それがいきなり、なんで小学校の体育館に連れて来られなきゃいけないんだ!?」

「嘘じゃねーって。もうすぐみんな来るだろうしさ」

「そういうこと聞いてんじゃねぇっ!!」

今度は大声にプラス怒鳴り声。

いつも冷静な快飛が、これほど相手に怒鳴りつけている。

それは、先ほど敦司から聞かされた話が原因であるにほかならない。

「9月にある小学校のオータムフェスティバルに、もと4年A組のメンバーで出場しろだって!?なんでいきなりそんなことしなきゃなんねーんだ!?ふざけんなよ」

「だって、そういう形で、もう話進んでんだもん。仕方ねーだろ」

あっさりと答えるもと同級生に、快飛はかなりキリキリきていた。

オータムフェスティバルとは、中学・高校でいう文化祭のことだ。

普通、その校内だけから行われるはずの出し物に、敦司と快飛が過去存在していたもと4年A組が出場するということになっているという。