「んー、もういいや!次の授業で先生に聞こーっと!」
柚奈が飽きっぽいのは自分でも分かってるから、1回止まってしまったら勉強自体に飽きてしまうことが見えている。
よし、社会だ!社会やろう!大好きな歴史、しかも、その中でも一番好きな平安時代…!
もう1度気合いを入れ直した時、柚奈のガラケーが光って、奈々羽からのメールを告げた。
『柚奈、今日の講習忘れてない?村橋先生もみんなも待ってるよ?』
そんな内容のメールに、柚奈は椅子から飛び上がるほど驚いた。