お祖父ちゃんが危篤だと呼び出しを食らったのは、さらにその数日後のことだった。


幸い、新しいバイトの採用が決まって、新人の指導にも慣れてきた頃だった。


そろそろ戻っても大丈夫かと、


「すみません!!お休みいただきます!!」


頭を下げて実家に戻った。


ところがだ。
帰ってみると様子がおかしい。


いや確かに、お祖父ちゃんは自分の寝室で寝てる。


しかもテレビでしか見た覚えのない高そうな介護用ベッドだ。


いや待て、いつ退院した。
混乱する私。