雷の好きな女子はそういない。 ましてや屋外だ。 「きゃあっ!!」 条件反射で先生の胸に抱き付いてしがみついてしまった。 ドンッ!! バリバリバリ!! いきなり大きいのが割りと近くに落ちた。 「いや――ッ!!」 耳を塞ぐ私。 着ていたカーディガンを脱ぎ、そっと頭からふたり分、被せる。 急に大粒で降りだした雨を避けるように促されて走った。 「あっ、自転車」 そうだ、商品が。 幌を被せてるとはいえ、これを何とかしなくては。 携帯も車の中だ。 「いいから、来い!!」 また稲光が。 うう。