自転車店も体力が重要だ。
車輪があるとはいえ、パンクするのは元より、それ自体を抱えなくてはいけないときがある。


朝の開店準備は、中に納めた商品を同時に2台運びで陳列する。


ハンドルを片方ずつ持ってずらして運ぶ。


バランスを崩すと傷が付くので慎重に丁寧に素早く。


タイヤの向きをきれいに揃え、全てを並べ終わると、店内の清掃と納品物の確認、欠品補充。


どこの店でもそうだけれど、基本在庫は置かない。現品販売なので、なおさら丁寧に。


見たいと言われたら抱えて飾り棚から降ろす。


くださいと言われて、代金を払えば終わり、ではない。


売れた商品は防犯登録などの手続きで書類の記入がある。不備は結果的にお客様に迷惑を掛けるので許されない。


買う側にとってもなかなか面倒な作業だけれど、その間に整備点検、きれいに拭いて渡す。


そこまでがある程度の流れだ。