その人は、脱皮したかのように出てきた

「伊集院樹。副会長。陶芸部、部長。」


それだけ言って、また定位置に戻ってしまった





この人は、普通かと思ったけど、『伊集院』って、世界で二位の財閥!!

最近は、医療品にも関わってきたとか……





というか、めっちゃイケメン!!!



雅さんも、宗さんもイケメンだけど、

また違う系統!!!!




「王子様みたい……」



はっ!思わず、口に出てしまった~!


雅「ふふっ、面白いね。花子ちゃん」


綾乃「樹は、私たちの幼馴染みです。
高校からアメリカに留学してい
て、飛び級合格して日本に戻っ
て来たんです。」


美姫「その上、190cmのモデルと
して、パリコレの経験がある
の!
それに、頭脳は全国トップ!
今は、宗に1位を譲ってるらし
いけど 」



「凄いですね……」




美姫「樹の事、好きになったら駄目
よ?
樹には好きな人がいるからね」





「そうなんですか……」



って!何で胸が苦しくなるの!


部活に専念するって決めたんだから、恋しちゃ駄目!!