「これ、書いたから、家に帰ったら読んで?」


渡されたのは、手紙だった


「何?ラブレター?(笑)」


「違うわよ!」


「はいはい、ありがとな」


「うん!」



──── その時、大きなトラックが走って、飛び出した子供に当たりそうだった




樹「っ!危ない!」


子供を歩道へ押しやった