「駆け落ち......?」


「うん。2人で、遠い所に行って、隠れて暮らすんだ」


「.........」


「やっぱり、ダメだよな!悪い、忘れてくれ」



「......私、家を捨ててでも樹と一緒に居たい!」


「本当か?」


「うん!」


「じゃあ......」




「麗咲、俺と、結婚して下さい。
まだ結婚出来ない歳だけど、俺が1
8になるまで、待っててくれる?」


「うんっ!」



「じゃあ、今日の夜、麗咲をさらいに行く。
あんまり荷物持ってくんなよ?
バレるからな」


「分かった!」