「麗咲。このままだと、俺たち、一緒になれない」



「えっ......?どういう事?」



「麗咲は、婿を取らないといけない。」


「でも、家は、俺しか継ぐ人がいない」



「そうだね.........」



「だから、俺、考えたんだ」



「何?」



「別れよう」



「えっ...」



「仕方が無いだろ。俺達は、これからの日本を支えていく人間だ。」




「だからって、嫌だよ!」



「麗咲......」




























───────「......じゃあ、駆け落ちでもするか?」