キーンコーンカーンコーン ───ガラガラッ 「ま、間に合ったぁー」 1年から2年は繰り上がりだから また1年間まさと同じクラス!! 『お前走るの遅すぎだし』 そんな事言ったってー・・・。 寝坊するし まさに迷惑かけてばっかだし もー泣きたい・・・ 『んな顔すんなって』 まさがあたしの頬に手を添えて真剣な眼差しでそう言った。 「え・・・?」 まさは俯いて頭を掻いた。 それは昔から照れてる時にするまさの仕草・・・。 ・・・照れてるの? _