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乱れたままの衣服……どうにかしなきゃ。
桐華は気怠い体に鞭打って起き上がる。
気がつけばもう九時前。弓弦がいつ帰ったのかなんて知らない。
今夜は約束をした日。
水曜日と金曜日。
それが、ここに来ると三好が確約してくれた曜日。
他の日はムリだねと笑って桐華の要求をあっさりとはね除けた。
下僕だなんて言いながら、全然意のままになんてならない。
まだ三好が来るまで時間がある。
シャワーを浴びておこうとベッドから起き上がった桐華は部屋を出て動きを止めた。
「ど……して……」
部屋を出たところに、壁にもたれて座っていた三好が顔を上げて笑った。
「お目覚めですか、眠り姫?」
まだ九時前なのに、どうして三好がここにいるのか分からずに混乱して絶句する。
「今日は早めに参上しましたがお姫様は籠城してお休みでしたので、憐れな下僕はお目覚めまでお待ちしておりました」
弓弦が入ってこないようにと部屋の鍵を掛けてベッドに潜り込んでいたから、三好は部屋の前で待っていたのだろう。
見ればラフなシャツにチノパン。さも今時の普通の男の子の格好だった。

