泣いている女の子を放り出すことなんて、どうってことないんだ。
(それは相手があたしだから?)
昨日、一緒にいたユリって人なら、ちゃんと送って行くの?
胸の中に湧き上がるモヤモヤが黒すぎて桐華はまた泣き出したくなってしまう。
こんな騒がしい街にいたくない。
強く『独り』を思い知らされるから。
早く帰ってベッドに飛び込みたい。
世界から隔絶されて三好のことも忘れてしまいたい。
混み合った電車でも何も聞きたくなくて、何も見たくなくて、目をギュッと閉じて揺られる。
到着してからは半分駆け出すように改札を飛び出した。
誰もいない家に帰って、電気も点けないでそのまま部屋へ向かう。
制服のままベッドに転がってからポケットの中のスマホに気がついて取り出した。
あれからも弓弦から二件着信。
弓弦……
ゴメン、と空に向けて謝る。
心配してくれていることは分かっていたけれど、弓弦のことを心の片隅にでも想えない。
今、桐華の全てを埋めているのは三好の事ばかり。
さっきも。
「後で」とも「また」とも言わなかった。
来ないの?
来るように命じたのに。
(それは相手があたしだから?)
昨日、一緒にいたユリって人なら、ちゃんと送って行くの?
胸の中に湧き上がるモヤモヤが黒すぎて桐華はまた泣き出したくなってしまう。
こんな騒がしい街にいたくない。
強く『独り』を思い知らされるから。
早く帰ってベッドに飛び込みたい。
世界から隔絶されて三好のことも忘れてしまいたい。
混み合った電車でも何も聞きたくなくて、何も見たくなくて、目をギュッと閉じて揺られる。
到着してからは半分駆け出すように改札を飛び出した。
誰もいない家に帰って、電気も点けないでそのまま部屋へ向かう。
制服のままベッドに転がってからポケットの中のスマホに気がついて取り出した。
あれからも弓弦から二件着信。
弓弦……
ゴメン、と空に向けて謝る。
心配してくれていることは分かっていたけれど、弓弦のことを心の片隅にでも想えない。
今、桐華の全てを埋めているのは三好の事ばかり。
さっきも。
「後で」とも「また」とも言わなかった。
来ないの?
来るように命じたのに。

