「弓弦、ごめん、また連絡する」
返事も聞かずに通話を終えて三好に向きあう。
「デリバリーのシュウです。こちら宮野様へのお届け物です」
おどけて笑いながら桐華のカバンを差し出した三好に、桐華は無言のまま近寄って、おもむろに抱きついた。
驚いた様子もない三好が小さく笑ったのが胸に額を当てていた桐華に伝わる。
暖かい胸。
しなやかなシャツの感触。
仄かに香る香水の匂い。
華奢で細くて頼り無いほどの体のくせに、それでも桐華には今は、これ以外いらないと思わせられた。
「怖かったの?」
びっくりして顔を上げると三好は軽く眉を上げて見せた。
「誰か男に襲われてたんだって? あ、合意だったのかな?」
「な……!」
どうしてそんなことを知っているのか。
どうしてカバンを持っているのか。
けれど声に出たのは、
「合意なんかじゃない!」
強く言い放ったそんな言葉だった。
返事も聞かずに通話を終えて三好に向きあう。
「デリバリーのシュウです。こちら宮野様へのお届け物です」
おどけて笑いながら桐華のカバンを差し出した三好に、桐華は無言のまま近寄って、おもむろに抱きついた。
驚いた様子もない三好が小さく笑ったのが胸に額を当てていた桐華に伝わる。
暖かい胸。
しなやかなシャツの感触。
仄かに香る香水の匂い。
華奢で細くて頼り無いほどの体のくせに、それでも桐華には今は、これ以外いらないと思わせられた。
「怖かったの?」
びっくりして顔を上げると三好は軽く眉を上げて見せた。
「誰か男に襲われてたんだって? あ、合意だったのかな?」
「な……!」
どうしてそんなことを知っているのか。
どうしてカバンを持っているのか。
けれど声に出たのは、
「合意なんかじゃない!」
強く言い放ったそんな言葉だった。

