「失礼致します」




誰か部屋に入ってきた。

ノックがなかったのか、俺が気が付かなかっただけなのか


目の前で声を掛けられて漸くこの人の存在に気が付いた。




「怪我の手当てを」




触るな

誰だよ、お前