俺の腕から抜け 再び一歩前を歩き出した七瀬 伝えたかった言葉は風に拐われて消えた。 いつも七瀬は俺の話を聞いてくれる。 聞いて、受け入れてくれる。 なぁ七瀬 何で俺の言葉を止めた? 風になびく黒髪な向かって 心の中で呼び掛けながら歩いた。 好きだよ、七瀬