2月の骨が軋むような寒さも和らぐ今日この頃 バレンタインデーの日を境に、3月になっても中村は姿を現さない。 学校にも、当然私の家にも。 中村が いた という痕跡すらも消えかけようとしている。 「ナナ~体育館行くぞ!」 「待って。美琴靴下履き替えてないよ」 「あっ?うっかりだったのだ。ありがとナナ!」