建物の外壁に寄り掛かって、かじかんだ手に息を吹き掛ける。 温かさはすぐに逃げていく。 コタツ入りてぇな 「おぉやおやおや?そこにいらっしゃるのはナカムラクンですかぁ?」 「お客さん?今日は多いね」 ゾロゾロと黒い影を背に、一人の男が路地の入り口に立った。