いつもは、走りたくなったら勝手に走り出すのに、今日は競争と言った。 断っても結局は私の隣に居てくれる美琴を見て、やっぱり優しい子だなと思った。 美琴がムキーっと折角セットしてある髪を掻きむしる。 あっという間にボサボサになった髪がアフロみたいだ。 「美琴、競争しようか」 「えっ!? あっ、フライングはズルいんだぞ~!」