開いた箱の中には黄緑色の石がついたネックレスだった。 白い保護クッションの上で螺旋デザインのゴールドのチェーンが細やかな輝きを放っている。 「この石、ペリドット?」 「あぁ。誕生日、8月なんだろ?七瀬夏ってイメージ無いよな」 「……うん。」