私に問い掛けながらも中村の手は止まらない。 更には足で私の足を押さえ込むという暴挙に出始めている。 「黄色いの。この部屋に住むサンタクロースから、俺へのプレゼントだろ?」 「……騙したな」 ニヤニヤと、確実に''私の荷物''のことを指しながら言う中村を睨み付ける。 やはり、クリスマスにプレゼントは間違っていなかった。