ヤンキー上司との恋はお祭りの夜に

『会えるよ♡』

『どこで会う?』



初めて話しかけてきた時の二人の笑顔を思い出した。
あの日から変わらず、同じ態度で接してくれた友人達。



『駅前のマックで待ってる』


『オッケー!』

『シェイクおごってね!』


聖のメッセージに笑った。

谷口の側でも同じように笑っておきたい。



『その代わり早く来てよ』


了解!とスタンプを送り返された。

博物館を飛び出し、自分も駅へと向かってダッシュしたーー。